うなぎのぼりブログ

日本のうなぎ食文化ってすごいかもしれない。気の向くままにうなぎ散歩。

ラズウェルさんと米沢で鰻を食らう会

u2016060701s.jpg

ラズウェル細木さんと言えば
うなぎ好きで知らない人はいないはずだ。そう、
うなぎの話だらけの漫画「う【u】」の作者だ。
お酒好きにとっては、「酒の細道」の作者としても
知られているとこだろう。

フェイスブックの「ラズウェル細木ファンクラブ」
https://www.facebook.com/roswellhosoki.fanclub/?fref=ts
をチェックしていたところ、イベント告知があった。
なんと「ラズウェルさんと米沢で鰻を食らう会」を
行うという、スケジュール調整をして参加表明。

u2016060702s.jpg

イベント会場は、米沢の市街地にある
明治創業の鰻・割烹料理「可奈免」。
http://www.kaname-yonezawa.com/

ラズウェル細木さんは米沢のご出身で
小さいころ、最初に鰻を食べたのが「可奈免」
であり漫画「う【u】」の原点なのだ。

u2016060703s.jpg

上品な純和風の内装。
人数に合わせた和室個室が並ぶ廊下。

u2016060704s.jpg

手入れの行き届いた中庭には錦鯉。

u2016060705s.jpg

最初に通された和室には高座の準備がしてある。
スタッフの遠藤さん、小野川温泉「鈴の宿 登府屋旅館」のご主人。
https://tofuya.jp/
和室には和装がよく似合う、粋だなあ。

u2016060706s.jpg

イベントがスタート。
笑福亭笑助さんによる上方落語、演目は「素人鰻」。
笑福亭笑瓶さんに入門し、2014年から「東北住みます落語家」
として山形県にお住まいなのだそうだ。
実は、生で落語を見るのは初めてだ、
演目の後半に行くにつれて、落語に引き込まれていく
そして、自然と笑顔になるのだ。
生ライブの力は、人の心をガッチリ掴んでいく。

u2016060707s.jpg

そして、宴席の大広間へ移動。
「可奈免」店主、石雅夫さんより、挨拶と本日の料理の説明。

u2016060708s.jpg

今日のために、特別に昔のメニューから
復活させていただいた鰻料理もあるとのこと。
鰻尽くしの献立だ。

u2016060709s.jpg

ラズウェル細木さんからの挨拶。
子供の頃、最初に鰻を食べたのが「可奈免」
そのころは、さほど気にしなかった鰻だが、
漫画を描くにあたり全国の鰻を取材しているうちに
鰻の不思議な魅力を知った。
鰻食文化は地方、地域、お店によって様々であり
日本人には古くから親しまれているのだという。
同感でございます。

u2016060710s.jpg

乾杯には米沢初のクラフトビール。
「五虎退」は、ウコギを使用した黒ビールだ。
ウコギとはウコギ科の植物で、米沢では古くから
食用を兼ねた垣根として利用されてるのだそうだ。
ウコギは米沢の歴史と深く関係している、
こちらに詳しく書いてあるのでご参照いただきたい。
「うこぎの町米沢かき根の会」
http://www.mindp.co.jp/ukogi/explain/

「館山城」館山リンゴを使用したフルーティーな
クラフトビールだ。

そして、見覚えのあるラベルのイラストは
ラズウェル細木さんが手がける。

「極楽麦酒本舗」
https://www.facebook.com/gokurakubeer/

u2016060711s.jpg

・先付~山芋豆腐、雲丹、山葵、旨だし

u2016060712s.jpg

・前菜~鰻寿司、鰻博多押し、骨せんべい、鰻印籠煮、
鰻醤油焼、そら豆翡翠煮、細竹木の芽味噌焼き

鰻博多押しは、昔の料理で何年も作っていないという、
三段になっているのが特徴だ。
鰻醤油焼は、せんべいのような風味づけ、
白焼きにさっと醤油を塗り山椒を振ってあるのだそうだ。

u2016060713s.jpg

鰻印籠煮は、筒切りにして焼き、蒸して骨を抜き、甘辛く炊いている。
印籠の形からこの名前が付いたのだそうだ。

u2016060714s.jpg

・鰻酒
鰻の蒲焼を、ヒレ酒くらいの熱めの燗酒に入れ蓋をして蒸してある。
ラズウェル細木さんにどうやって楽しんだらよいか?伺ってみた。
「好きに楽しんでください。(笑)」とのこと。
たしかに、それが一番良いに決まっている。
酒に浸かった身をちびりとやって、鰻の出汁が出た酒をちびり。
これは最高ですやん、クセになる。

u2016060715s.jpg

米沢の酒蔵さんより、飲み比べ。
どれも、飲みやすくスーっと入ってくる。

「小嶋総本店」~東光
http://www.sake-toko.co.jp/main.php

u2016060716s.jpg

「浜田(株)」~沖正宗
http://www.okimasamune.com/

u2016060717s.jpg

「香坂酒造(株)」~香梅
http://www.ko-bai.sakura.ne.jp/

u2016060718s.jpg

「(有)新藤酒造店」~富久鶴
http://www.kurouzaemon.com/

u2016060719s.jpg

さらに、鰻尽くしの献立が続く。
・煮物椀すっぽん仕立て~鰻白焼き、焼き豆腐、オクラ、白髪葱、生姜

お酒と生姜が入ると、すっぽん仕立てという名前になるのだそうだ。
鰻にはお酒も生姜も相性が良い。

u2016060720s.jpg

横にしたところ、焼き豆腐の上に
鰻がのっている、優しいお味だ。

u2016060721s.jpg

・刺身代り~鰻湯引き、蓼酢味噌、つま色々
これも昔やっていた料理だそうで今回特別の一品だ。
サッパリした味わい。

u2016060722s.jpg

・焼きもの~鰻白焼き
山葵醤油でいただく、皮がパリッと身の表面はサクサク
蒸さない関西風の白焼き、この食感がたまらない。

u2016060723s.jpg

・強肴~う巻き、はじかみ、染めおろし
染めおろしとは、大根おろしに醤油で色を付けしたものだ。

u2016060724s.jpg

・天ぷら~鰻、野菜色々、すだち、塩
鰻は天ぷらにしてもよし、いろいろな鰻料理がある。

u2016060725s.jpg

・鰻丼
〆のうな丼。
このうな丼を見て、おや?っと思った方、流石。
そう、蒸さない地焼の関西風蒲焼なのだ。
タレはコクがあり甘め濃厚。
店主の石さんに伺ったところ
西の醤油、みりんを使用しているとのこと。
ご飯は、山形県産米「はえぬき」。

地域でそれぞれ育まれた食文化がある。
特に米沢は歴史深い街、歴史と人の流れ
街の成り立ちとともに食文化があるのかもしれない。

u2016060726s.jpg

うな重を食べ終えるころには、
イベントの盛り上がりも最高潮。
本日の参加者は20名以上。
遠くは九州や横浜からも参加している。
米沢からも多くのファンが参加していて
地域発信の生情報も盛りだくさんだ。

u2016060727s.jpg

今回のイベントの主催者、遠藤正明さん。
「米沢スープカレーらぁじゃ」のオーナーさんだ。
http://www.ontheway.jp/
いろいろな活動と情報発信をしている
若い人たちのコミュニティをまとめ上げている。
観光旅行で行っただけでは、米沢について
こんなに深く知ることはできなかっただろう。
米沢の人々の生の話を聞くことで、より
理解が深まった気がする。
こういう旅は楽しい。

u2016060728s.jpg

オール米沢でおもてなしをしていただき
主催者の遠藤正明さん、「可奈免」の石雅夫さん。
そして、スタッフの皆様方に御礼申し上げます。
そして、ラズウェル細木さんにもお会いできて
感激でございます、ありがとうございます。

u2016060729s.jpg

翌朝、散歩をする。
昨晩の二次会の帰りに送っていただいたときに
教えてもらった、「武者道」。
もともと堀の管理道路として設けられたものだが
次第に城下の武士が町人町に行く時、刀を差さず
笠で顔を隠し忍んで出入りしたと伝えられているそうだ。

u2016060730s.jpg

米沢の街の基礎を築いた
上杉景勝公と、その重臣 直江兼続公

u2016060731s.jpg

第九代米沢藩主 上杉鷹山公の有名な言葉
「なせば成る」
財政が逼迫していた米沢藩に大倹約を行い
殖産振興政策を展開し、
養蚕と米沢織物を特産品に発展させた。
現在でも理想のリーダー像として国内外から
高く評価されている。

u2016060732s.jpg

米沢いいですよっ!
ぶらり、米沢の旅をお楽しみください。

米沢観光ナビのサイト
http://www.yonezawa-kankou-navi.com/


鰻・割烹料理「可奈免」。
http://www.kaname-yonezawa.com/


スポンサーサイト

0 Comments

Leave a comment