うなぎのぼりブログ

日本のうなぎ食文化ってすごい。地域やお店によって夫々目指すべきうなぎ料理が違うのが魅力的。

うなぎパイはなぜ旨い?

※この記事はアールアバウトでも詳しく書いております。
http://allabout.co.jp/gm/gc/453825/

春華堂さんが原宿にうなぎパイ専門店「UNAGI PIE CAFE TOKYO」を
期間限定で出店したとき広報さんにお話を伺いました。


うなぎパイで知られる「春華堂」は1887年(明治20年)
浜松の露店和菓子屋として創業。
うなぎエキスとガーリックを調合した、うなぎパイは1961年(昭和36年)に登場。
年間生産量は、地球の直径とほぼ同じ長さという浜松を代表する人気のパイ菓子だ。

うなぎパイの秘密

うなぎパイで一番気になるのは、ホントにうなぎが入っているの?ということだろう。
それがちゃんと入っているのだ。
浜名湖産のうなぎを使用し、骨と頭から出汁をとりパウダーにしたものを練りこんでいる。
そして「夜のお菓子」のキャッチフレーズは、
当時は高度成長期、朝から夜まで働くお父さんお母さんと家族をつなぐお菓子と言う意味で、
夕食の後の家族団欒のためのお菓子でありたいという思いが込められている。

さらに、今では赤いパッケージでお馴染みだが、
実はうなぎパイ発売当時のパッケージは浜名湖をイメージしたブルーだった。
うなぎパイに含まれるビタミンAは、元気回復、夏バテ対策などの効果が期待できると言われ、
滋養強壮の栄養ドリンクのカラーを採用したのだそうだ。

うなぎパイ誕生秘話

なぜウナギ入りのお菓子なのか?
発想の原点は?それは旅先でのエピソードにあった。
二代目社長は、創業期からの看板商品を超える浜松らしいお菓子をつくりたいと
新商品の開発に試行錯誤していた。
旅行好きの二代目社長が旅先で「どこからきたのか?」と訪ねられ、
浜松と応えても相手には伝わらなかったのだそうだ。
「浜名湖の近く」と補足すると、相手が「ああ、うなぎの美味しいところ!」と返された。
このやりとりから二代目社長は浜松といえば「うなぎ」と確信し、
うなぎがテーマの浜松らしいお菓子への取り組みをはじめた。

そしてオンリーワンを目差したいと、当時まだ珍しい洋菓子のパイとうなぎのコラボレーションを
職人たちと試行錯誤を重ね実現したのが元祖「うなぎパイ」なのだ。

職人技が光る!ものづくりへのこだわり

創業以来のものづくり精神が生んだ元祖うなぎパイ。
うなぎは浜名湖産、バターは専用農家で作られたもの、
ザラメはうなぎパイに合った大きさのものを使用するなど
素材へのこだわりはもちろんだが、熟練の職人を必要とする製造工程にもこだわりが現れている。

浜松のうなぎパイファクトリーに行くと機械化された焼の工程を見学することができるが、
その前工程までは熟練職人による手作業なのだという。
練りこむ素材の分量、生地玉を均一に伸ばす作業、
うなぎの蒲焼のようにも見える、パイ生地の折込作業。
特に表面に塗られた、ガーリックが入ったタレの配合は
一部の職人の限られたものしか知らないのだそうだ。
これら職人の技が門外不出の企業秘密であり美味しさの秘密なのだ。

“職人とのふれあい”をコンセプトにした「うなぎパイファクトリー」が2005年4月浜松にオープン。
浜松を訪れた時には是非立ち寄ってみてほしい。
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