うなぎのぼりブログ

日本のうなぎ食文化ってすごい。地域やお店によって夫々目指すべきうなぎ料理が違うのが魅力的。

蒲焼双川

蒲焼双川

東京で蒸さない蒲焼のお持ち帰りがあるという。
ある人からの情報だ。

東京で蒸さない地焼とは珍しい、興味がある。
都内での打ち合わせの帰りに戸越銀座に寄る。

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戸越銀座の交差点から大崎寄りに
歩いて10分ほどの右手に蒲焼双川がある。
戸越銀座商店街の端のあたりだ。
いろいろなお店を眺めながら歩けば苦ではない。

黄色に黒文字で双川とある。
そこには、うなぎ・貝るいと書いてある。
初老の店主と女将さんが店頭でお客さんの対応をしている。

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ショーケースには白焼きがいくつか並んでいる。
一串1200円、1300円、1500円、1600円、1700円。
うなぎの重量で値段が違うとのこと。しかし安い。
なかなか刻みの細かい値段設定で悩む・・・。
なんとなく一番大きく見えた1600円にする。

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女将さんが、白焼きを炭火で焼きはじめる。
こちらの蒲焼は蒸さないのだそうだ。
店主によると、
養殖物は蒸しちゃうと柔らかくなりすぎちゃってね・・・と。
確かに養殖物は飼料なども改良されて柔らかく美味しくなった。
もともと蒸すようになったのは天然鰻の時代だ。
蒲焼の質感は各個人の好みだ。

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看板にあったように貝るいも売っている。
貝もみんな高くなちゃってねえ・・・と店主。
蒲焼だってこの商店街じゃ値段上げられないのよ
いくら鰻が高騰って言ったってねえ、ウチは地域の店だから・・・。

このノリで店主と女将さんとちょっとお話。
この戸越銀座で昭和42年ごろから蒲焼と貝を売ってきた。
創業48年となる。タレも48年だよと。
毎日、裂いてるんだよと
手の裂きタコ、串うちのタコを見せてくれる。
この先、俺が先か鰻が先かってなもんだ。
なにをおっしゃいますか・・・。

そんなやりとりしながら、店を後にする。
女将さんが蒲焼包むとき遠いところからわざわざと
タレが染みたらいけないと、ビニール袋を二重にしてくれた。
こういう気遣いが嬉しい、お店の人と話をしながら買い物は楽しい。
そして、蒲焼の袋を横にしないようにと言われたんだった。
自分たちが、作ったものを出来るだけ美味しく頂いてほしい
という思いが伝わってくる。
そうだ、日本酒も買って帰ろう。

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帰宅後、レンジのトースター機能でちょっと焼く。
付けてくれたタレをかけいただく。
家で食べる分には串が付いたままでもいいじゃないの。
串はねじりながら抜くとよい。
ちょっと焼き直したというのもあるが
皮はパリッと、身は柔らかい。
プリッとやトロッとという感じではないが、ホクッと柔らかい。
蒸していないだけに鰻の風味も凝縮されている。
タレは甘辛辛めのややコクのあるあっさりしたタイプ。

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蒲焼をツマミにチビチビやる、至福の時だ。
なかなかこのお値段で、この蒲焼はない。
身の厚さも、お店で食べれば2500~3000円程度のもの。
スーパーの鰻でも同じくらいの値段がする。
自宅で鰻は専門店の蒲焼のお持ち帰りに限る。

店主と女将さんには、いつまでも元気で
頑張っていただきたいなあ。


お店(戸越銀座のホームページ)
http://www.togoshiginza.jp/?p=264




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2015/06/15 (Mon) 17:35 | EDIT | REPLY |   

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