うなぎのぼりブログ

日本のうなぎ食文化ってすごい。地域やお店によって夫々目指すべきうなぎ料理が違うのが魅力的。

つきじ宮川本廛


地下鉄日比谷線築地駅。
どうも地下鉄から地上に出ると方向が分からなくなる。
築地本願寺に背を向け銀座方面に歩く。
築地三丁目の交差点を曲がった先に
なんともレトロな建物が目に入る。
こちらは明治35年(1902年)創業の宮川食鳥鶏卵。
ちらっと覗くと、大量の鶏肉を処理しているのが見える。
と同時に、鰻を焼く香ばしい香りが
交差点の周囲に広がっている。
この匂いに誘われるのだなあ。

宮川食鳥鶏卵のお隣
創業明治26年(1893年)宮川本廛に行く。
深川のうなぎ専門店「宮川」で修業をした初代店主が
深川宮川の廃業を受けて築地橋東詰めにうなぎ屋を開業したのが
この「宮川本廛」なのだそうだ。
後、暖簾分けがすすみ戦後つきじ宮川のれん会が発足し
首都圏の宮川の総本山として現在も続く老舗だ。
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四代続いた深川の宮川の暖簾は「宮川本廛」が継承するが
建物は宮川曼魚という文人が買い取っている。
宮川曼魚という文人は、日本橋小網町の喜代川二代目の弟
深川の宮川を再建したが戦災で焼失・・・。
歴史ってのは調べていくとなかなか奥が深い。
ちなみに日本橋小網町の喜代川は現在も残る。
http://www.unagi-kiyokawa.com/
こういうことを調べていくとキリがないのでこのへんで。
20130107DSC00982s.jpg

建物はビルながら、一階入り口部分は
厚みのありそうな木製の戸、中が見えない
気安く入れる感じではない。
入口を入ると、ホテルのフロントのような窓口
二階へいくようにと案内される。
二階は十卓ほどかテーブル席だ。

メニューにはうな丼・うな重とあり
鰻、ご飯の量が同じで器だけが違うとのこと
イロハニのグレードがあり、鰻の大きさが違うとのこと。
他にうまき、うざく、肝焼き、柳川などがある。
”いかだ”は要予約とのこと。
ランチを始めたと書いてある。
半身の重と吸い物、香の物で2,415円。
老舗と言えども、鰻の高騰でいろいろ試行錯誤しているようだ。
うな重ハ3,780をお願いする。

おひとり様のお客様も多い。
地元の人が多いのか、わりと気さくな感じだ。
隣のお客さんは早くしてくれと言っている。
野暮なこといいなさんな。
まあでもこれが下町風情というものか。
奥のテーブルでは社長らしき人が
若い者に老舗についての熱弁している。
面白いなあ。

待つこと25分、うな重登場。
20130107DSC01000s.jpg

皮は柔らか、弾力がある。
皮目の脂のノリもあり。
身はやや厚め、柔らかくトロッとした身だ。
ご飯はかための炊き加減。
タレは甘辛薄め。テーブルには継ぎ足し用のタレ瓶がある。
20130107DSC01008s.jpg

肝吸いは別料金。
肝吸いの肝はクニュっとした食感で、塩分控えめ。
漬物に奈良漬が入る、これ好きだなあ。
20130107DSC01010s.jpg

1階のフロントでお会計、4,095円。
わりと親しみやすい感じの老舗鰻屋でございます。


お店のウェブサイト
http://www.unagi-miyagawanorenkai.jp/




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